2012
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駅名標
伊豆急行の終着駅。「開港の歴史に彩られ、近代日本に黎明をもたらした港と海と山に囲まれた、いで湯の町」とは下田市民憲章から。その代表駅。開業は1961(昭和36)年、路線開通時。道路事情がいまひとつよくなかった伊豆半島にあって、鉄道は交通手段の独壇場だったが、近年、縦貫する高速道路の整備により、その立ち位置は必ずしも安泰ではなくなってきている。
「伊豆〇〇」という駅名が多い当路線だが、当駅は社名を冠する。
駅舎とその周辺
後述する出口専用改札には南出入口が至近で、タクシーは南側のロータリーで待機している。東出入口は入場改札に近く、一般車の車寄せに利用され、バス発着場は南・東どちらにも至近で利用しやすい。
夕陽を受けた寝姿山をバックに南側出入口付近を撮影。山頂にはロープウェイで。
後述するが、当駅は改札が入口出口で別になっており、南側は出口専用。タクシーが多数待機して賑やか。
東側駅前のロータリー。
ロータリーは送迎専用。写ってないが写真左には足湯も。
観光客のお帰りはこちら東側出入口より。
駅構内、改札口
お土産物などの店舗が居並ぶ駅構内は屋根が高く広々。一日の乗車人員はコロナ以前の2019年は1,625人だったが、2020年には871人と大きく落ち込んだ。
広々とした駅構内。私鉄駅でも観光地ならではの「駅弁」の販売もあり、看板が出ている。
土産物屋などの売店が複数見られる。奥に見えるのが「入口専用」の改札口。
逆に改札側から出入口方向を撮影。天窓があり、昼間は陽光が差し込む。
自動券売機と対面のきっぷ売り場が同居。
ガラス扉のある入場専用の改札口。列車別改札で15分前から改札を始める。
入線する列車のアナウンスをしているのだろうか。
かわって南側にある出場専用改札。関所をかたどったデザイン。
ラッチが黒船を模していて面白い。出たら振り返らないと見えないね(笑)
ホーム(2面3線)
ホームは頭端式の2面3線。終着駅の雰囲気は満点。西側に留置線を3本持ち、特急電車などが次の運用までしばし憩う姿が見える。
中央の2番ホームを挟み、左3番、右が1番ホーム。
2番線からホーム頭端方向を撮影。
伊豆急は以前は自社製の車両を使用していたが、ここ近年はJRや東急のお古を多く導入している。
左、1番線。このホーム2番線。鉄道が下田に達したのは1961年と、ほんの60年ほど前のこと。
JRの特急電車が1番線と留置線に入線。特急電車は1969年から走り始め、いまも人気が高く、週末は混雑する。
3番線は普通列車しか使用しない。左のトマソン的な建物が気になる(笑)
頭端式ホームの先にはすぐ出口専用の改札が。
2番ホーム伊東方より頭端部に向かい。
2番ホーム頭端部付近より。右1番はおもに特急専用。この車両もすでに2020年に全車引退している。
どちらも大ベテラン車両。ライバルに打ち勝つため、続々と新型車両を投入している線区もあるが、伊豆はまだまだ鉄道の天下。
1番線に停車する特急「踊り子」号。この当時は主力車両だったが、現在はすべて引退している。
上り伊東方面
次駅は2.3km北へ進み蓮台寺。
伊東方面を撮影。ホームへ続く3線、電留線へ続く3線が複雑に絡み合い、分岐する。
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