スクリーン駅

滋賀県彦根市に所在する、近江鉄道多賀線の駅。開業は2008(平成20)年。SCREENホールディングス彦根事業所の敷地内に設置され、おもに同社従業員の通勤に利用される。駅員は平日の8時～10時にのみ置かれ、以外の時間は無配置。なお駅は一般客も利用可能。

施設や企業名をとって〇〇前、という駅名は多く存在するが、ズバリそのまんまは珍しい。

スクリーン社の社員通用門に直結する駅出入口。駅設置の費用は同社が負担。

駅舎を正面より。右半分はトイレ。

2008年3月に開業。まだ外観も新しい。昔むかしは「ニセコ」「マキノ」くらいしかなかったカタカナのみの駅名も、いまや珍しいものではなくなった。

道路から工場敷地内に進むが、一般客も利用可能。

駅出入口前より多賀大社前方向を見る。

スクリーン社の通用門が至近。駅の設置は自動車通勤者の数を減らすのが目的。地球環境保全活動の一環として。

一日の乗車人員は634人(2019)。開業時は283人だったので、12年で倍以上の伸びを示している。

簡易な改札口がある。各種ICカード類は非対応。

改札前より出入口を撮影。

ホーム側改札内より改札口を見る。

電車は日中は1本／時だが、朝夕は2～4本が運行される。日中の上り電車はすべてが高宮行きだが、朝夕は米原・彦根まで足を延ばす。また、朝夕の混雑時以外の電車はサイクルトレインと称し、自転車の車内持ち込みが可となっている。

高宮方より駅舎、多賀大社前方向を撮影。

逆に多賀大社方ホーム端近くより駅舎、高宮方向。

SCREENのロゴも誇らしげな同社の社屋が見える。

写真右側（北側）は広大なブリヂストン彦根工場。この工場の最寄駅は次駅の高宮だろうか。

次駅は1.7km先に終点の多賀大社前。当駅は多賀線開業の94年後、同路線初、唯一の中間駅として開業した。

一転、車窓は農耕地が広がりローカルムード。

（国土地理院　地図・空中写真閲覧サービス　MKK672X-4-7を加工）スクリーン社もブリヂストンの工場もまだ存在しない。まるで、どうぞ駅を設置してください、と言わんばかりの絶妙な位置に現在、当駅がある。

スクリーン